昨年暮れから続いていた
マイ・ブーム「捨てる、片付ける」。
いらない洋服やら子供達が送り返してきた不用品やらを、ゴミ袋20個以上、
粗大ゴミも、軽四で3往復して捨ててきました。
まあ、たまには思い出に浸ったりもしながらも思い切って、パッパッと潔く。
こうなると、捨てるのも快感になったりして。あれもいらない、これも必要なし・・・と。
おかげで家が広くなって、風邪でも引きそう
。
3ヶ月続いたマイ・ブームも終盤にさしかかり、今日は「いつか資料になるかも・・・」と取っておいた
ワインの情報誌”ヴィノテーク”を思い切って捨てることに。
100冊あまりも無くなったおかげで、ワインの本棚もスッキリしました。
今はネットでいろいろ調べられるので、前のように棚がいっぱいになるほど本は増えないでしょうね。
捨てる本の中から、ちょうど10年前の「ワイン便り」が出てきました。
定期的にお客様にお送りしていた、新着ワインのDMです。
今はメールでのお知らせですが、そういえばあの当時は、こんな印刷物でした。
もう忘れてしまっていたので、懐かしい~。
===== 2000年2月号「ワイン便り」より ========
「ワインブーム終結宣言」という特集を組んだ雑誌が、今発売中で話題を呼んでいるようです。
信じられないほど高騰していたボルドーワインの値段は、ぐんと落ち着いてきたし
健康のためにと目をつむり鼻をつまんで?しぶしぶ赤ワインを飲んでいた人たちは
いつの間にかどこかへ消えてしまいました。
あの頃、「なんでもいいから赤ワインの、おいしいの!」と言って来店されるお客様には少々閉口したものです。
たしかにブームは去り、ワインは一時ほど売れなくなりましたが、ワインの裾野は広がったようです。
ブームをきっかけにワインのおいしさや楽しさを見つけた人たちが増えたことも事実でしょう。
1本のワインで食卓の話題が広がり豊かな気持ちになれる。
日々の楽しみのために、おいしくワインを飲む・・・・
「もう、あたりまえのワイン生活」の時代が、とうとうやってきたようです。
ワインとはやはりそんな飲み物であってほしいし、「ワインが好き!」「このごろワインがよくなった」と言って
来店されるお客様との出会いが、ワインを売る側にとって何より嬉しいことです。