善通寺へ来たら、寄ってみたかった「本家かたパン」の熊岡菓子店。
創業は、なんと明治29年(1896年)。現在の建物は大正2年(1913年)に建てられたもので
店の内外ともに建てられた当時のまま、現在も使われているのだそうです。
お遍路さんも、かたパンを買いに来たのかな?
ずいぶん昔からあるというお店なのに、最近まで知りませんでした。
もう何回も善通寺にお参りに来ているのにね。
お菓子の陳列ケースも大正時代初期から大事に使い続けられたもので、
中には昔なつかしいお菓子が並べられ、量り売りされています。
ここの名物は「かたパン」。でも残念ながら売り切れて、ケースの中は空っぽでした。
かたパンは軍事食糧として考案されたもので創業当時は「兵隊パン」と呼ばれていたそうです。
現在のカタパンは小麦粉と砂糖を練りあげて焼かれたもので、びっくりするほどの堅さだそう。
すでに売り切れだったので、これを100g買いました。お煎餅なのにパンとは、これいかに・・
ほんっとに、硬かったけど生姜の味がしておいしかったよ。
この紙袋がまた懐かしげでオシャレです。袋だけ欲しがる人もいるほどだそう。
善通寺西院の仁王門前の二十日橋から看板が見えるので
参詣のおみやげにと、立ち寄る人も多いようです。今度、寄ってみてね。
(早めに行かないと、売り切れるみたい)