2009年ボージョレー・ヌーヴォの印象は、まず
濃い!
グラスに注いだとたん、「これ、ヌーヴォなの?」と、思わず声に出てしまうくらい。
ブルーベリーやいちごジャムを想わせる香りの、旨みたっぷりな味わいでした。
今夜は新酒づくし。
3連休の初日とあって皆さんどこかへお出かけなのか、参加者が12名という少人数なので
例年のように全種少しずつ味見程度ではなく、着席でたっぷりと新酒を味わっていただくことにしました。
白のマコン・ヴィラージュ・ヌーヴォに始まって、ヌーヴォ1、ヴィラージュ・ヌーヴォ2の、4種類。
今夜はテイスティングシートなし!です。
一番人気は、やはり今年で9年連続No1の
アンリ・フェッシー/トラディションでした。
今年は今までで一番の出来のようでバランスの良い、まるでブルゴーニュのような味わい。
ランセストラP.U.Rは、空けた途端インパクトのある香り。「インクのよう」とつぶやいた方も。
一番濃い色合いで、まるでニューワールドワイン。「ジンファンデルみたい」という声も・・・。
これもだんだん落ち着いてくると、カリフォルニアのピノみたいになってきましたよ。
ヌーヴォながら、一年置くとすごい!との評判なので、買っていただいたMさんは「寝かせておくつもり」だとか。
一年後の感想が楽しみです。
一番左端のは、Sさんが持ってきてくれた、こちらも「熟成させて楽しめる」ビール。
コクのある、まったりしたスパークリングワインのような飲み心地。
さて、今夜は
育子杜氏が参加ということで
最後の「森の翠」を開けました。これで育子さんが作ったお酒の飲み納めです。
きれいな黄金色。柔らかで、ふっくらとした印象の味わいでした。